YDNの広告配信先が、これまでよりも細かく指定できるようになります。
再編後の広告掲載方式「ターゲティング」にプレイスメントターゲティング機能を追加します。本機能により、広告を配信するサイト(または配信しないサイト)を選択することが可能になります。
プレイスメントターゲティングは、広告グループ単位で設定が可能です。お取り扱いの商品・サービスのプロモーション戦略にあわせて、広告を配信するサイト(または配信しないサイト)を選択できるので、効果的な広告運用が可能となります。
ローンチ時期は「2014年4月頃」となっております。おそらく決算発表の前後あたりでしょうか。
今回発表された「プレイスメントターゲティング」の内容を簡単に説明すれば、YDN広告を配信する「掲載場所」を広告主側で指定できる機能です。
現在のYDNでは「サイトカテゴリーターゲティング」による配信先サイトカテゴリー指定、ならびに「配信対象外サイト」によるアカウント単位の広告配信制限が限界でしたが、「プレイスメントターゲティング」実装後は、さらに細かく広告配信先のウェブサイトを選別できるようになります。
つまり、Googleアドワーズ広告の「手動プレースメント」のヤフー版という位置付け。
「プレースメント」ではなく「プレイスメント」と命名したところに、ヤフーの矜持を感じます。丸パクリじゃねーぞと。願わくば、機能的にもGoogleを上回る「何か」を期待したいところです。
なお、「プレイスメントターゲティング」機能の導入は、YDNの各種広告掲載方式の再編に伴うものです。以下、ヤフー公式サイトの説明図より。
今回の発表はあくまで第一報。
ウェブサイト内の特定のページや、広告ユニットレベルの配信(もしくは除外)設定まで可能になるのか?
「インタレストマッチ×プレイスメントターゲティング」の掛け合わせは可能か?
「広告配信先レポート」で取得できる配信先URL情報は現在よりも細分化されるのか?
……等々、まだまだ不明な点は多く残されておりますので、今後の続報が待たれます。