リスティング広告で結果が出ないとき絶対に確認すべき「超基本チェックポイント」

リスティング広告の運用において、「広告が配信されない」「コンバージョンが獲れない」といった事態に遭遇したらどうするか?

誰もが経験するリスティング広告の「トラブル」に対する、「論理的な診断」の方法を紹介する英文記事。よくある「症状」別に、基本的なチェック項目がリストアップされています。

広告が配信されない!

キーワードツール等を利用してサーチボリュームの予測値を確認した。マッチタイプの設定も問題ない。相当数のインプレッションが期待できるキーワードに入札したはずなのに、広告の配信機会が少ないのはなぜ?

そんなときは、以下のチェック項目を確認すべし。

「日額予算」と「入札価格」は適切か?

キャンペーンに設定した「1日の予算」の上限額が低い場合、広告の配信が制限される恐れがあります。また、キーワードの「入札価格」が低すぎる場合、検索結果の1ページ目に広告掲載されず、インプレッションが発生しないケースが考えられます。

「インプレッションシェア」の数値は?

この指標の数値が低い場合、本来なら獲得できるはずのインプレッションが、予算や掲載順位の影響によって失われていることを意味します。

「平均掲載順位」は?

「平均掲載順位」が低い場合、検索結果の1ページ目に広告が表示されず、インプレッションが獲得できていない可能性があります。

キーワードの「品質スコア」は?

キーワードの「品質」が低い場合、広告の掲載順位が低く抑えられたり、そもそも広告が掲載されなかったりといった影響があります。結果的に、広告の配信機会が失われている可能性があります。

コンバージョンが獲れない! <クリックの「質」に問題>

十分なインプレッションが発生し、広告がクリックされてウェブサイトへの訪問者も増えている。それなのに、肝心のコンバージョンが獲得できていないのはなぜ?

一つの原因として、そもそもコンバージョンが期待できない「低品質なクリック」が発生している可能性が挙げられます。

「検索クエリー」レポートを確認してみてください。ユーザーが実際にどういったキーワードで検索して広告をクリックし、その後にどのような行動をとったかが分かります。

「部分一致」でキーワード入札している場合、多くの不要な「検索クエリー」によってクリックが発生している恐れがあります。そういったムダな部分については、マッチタイプを「フレーズ一致」へ変更したり、「除外キーワード(対象外キーワード)」を活用するなどして排除しましょう。

コンバージョンが獲れない! <「ランディングページ」に問題>

クリックの「質」を精査することで、良質なトラフィックを集めることができている。にもかかわらず、いまだにコンバージョンが獲得できていないのはなぜ?

そんな時は、明らかに広告リンク先の「ランディングページ」に問題があると考えられます。以下の点についてチェックしてください。

  • 問い合わせフォームは「簡潔」で「目立ち」ますか?
  • ウェブサイト上のキャッチコピーとリスティング広告の広告テキストとの間に一貫性はありますか?
  • コンバージョンへの「誘導手段」は「分かりやすい」ですか?
  • 問い合わせの方法は複数用意されていますか?
  • 「社会的証明」に該当するコンテンツは用意されていますか?
  • 魅力的なコンバージョン提案はできていますか?
  • リスティング広告で誘導したサイト訪問者にとって「重要でないコンテンツは削除」しましたか?
  • データ分析を基にしてページのデザインを改善していますか?
  • キャンペーンを広告グループに細分化し、それぞれ個別に専用の「ランディングページ」を用意していますか?

「戦略的思考」を忘れるな!

論理的に問題解決を図るだけでは十分ではありません。重要なのはリサーチデータに基づいた堅実な戦略があるかどうか。

市場を理解し、リスティング広告によるプロモーションが実現可能であると信じること。そういったことを抜きにしては、闇雲に広告をムダ撃ちする結果になってしまいます。

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