2013年、スポンサードサーチも爆速改革が始まる予感。

これまでに明らかになっている「Yahoo!プロモーション広告」関連の情報では、「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」が話題の中心でした。

好調なスポンサードサーチは「現状維持」、可能性を十分に活かしきれていないコンテンツ広告は「抜本的な改革」を進めるという意味で、YDN重視の姿勢は当然と思っていましたが、どうやら、爆速改革の波はスポンサードサーチにも押し寄せる模様です。

一方、スポンサードサーチと呼ばれる検索結果の上部スペースはヤフーが独自に作成できることから、ここの部分でパートナーの有力なサービスを盛り込めば、グーグルなど他のポータルサイトとの差別化になる。会社の大方針として掲げる「ユーザーに対する課題解決力の向上につながる」(川邊氏)わけだ。

具体的には、既にトップページで連携している「クックパッド」や「食べログ」のほか、ブログやQ&Aなど一般ユーザーが作成したコンテンツも表示する。ここには、同じく業務提携を結ぶユーザー参加型のハウツーサービス「nanapi(ナナピ)」(運営ナナピ)や、買収したカービューが運営する新車・中古車の総合情報サイト「carview(カービュー)の情報などを掲載する。

川邊氏は「店舗の満空情報や評判など、独自性の高いコンテンツを集めたい」と語り、連携するパートナーは今後も増える見通しだ。

現状のスポンサードサーチ枠(プレミアムポジション×5件)は維持しつつ、社外パートナー企業のコンテンツを追加展開してゆくのか、もしくは、プレミアムポジション枠を削減(3件とか)し、そのスペースにパートナーコンテンツを導入するのか、現時点では不明です。

が、いずれにせよ、スポンサードサーチの広告運用に大きな影響が出てくるのは確実。

「食べログ」のコンテンツは、飲食店のスポンサードサーチ広告と間違いなく競合するでしょうし、「carview」のコンテンツが掲載されれば、新車・中古車販売業者のスポンサードサーチ広告にとって、強力なライバルの出現です。

「連携するパートナーは今後も増える見通し」とありますので、他の業界についても、他人事では済まない気配が濃厚。

どういった形でのコンテンツ実装になるのか、そしてパートナー企業としてどこが参入してくるのか、今後も注視が必要です。

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