ヤフーとグリー、DeNAのスマホ提携がYDNにも影響を与えると予想してみる

昨日、ヤフーとグリーの包括提携が発表されました。そして本日はヤフーとDeNAのスマホ領域の提携拡大という爆速の展開に。

今回の提携の主目的として言及されているのは、スマホの「ソーシャルゲーム」運営&開発、そしてIDや課金システムに関する連携強化、さらには関連したエンターテインメント分野における新規事業の可能性ですが、まず間違いなく広告分野での提携も進むだろうというのが、個人的な予想。

具体的には、グリーとモバゲーの「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」への配信パートナーサイトとしての参加。ならびに、グリーやDeNAの保有する各種データを利用した広告ターゲティングの強化。

いわゆる「コンプガチャ」規制でもっとも影響を受けたのは明らかにグリーとDeNAの両社。今後、万が一さらなる関連規制が発動されれば、最大の収益源である「課金収入」の伸びが鈍化する可能性は否定できません。したがって、第2の収益源である「広告収入」を増やすための効果的な手段を、喉から手が出るほど欲しているのではないでしょうか。

ヤフー側でも広告収入の増大が期待できるのはもちろん、「スマホ・ファースト」を表明するヤフーとしては、「スマホ」そして「SNS」における広告事業のテストケースとして、成功事例を創りたいという気持ちは強いはずです。

YDNのターゲティングで、「広告配信対象:グリー&モバゲー高額課金ユーザー」が導入されれば狙いますよ。コンバージョン率は高いはず。

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