広告クリック後にアクセスする「ランディングページ」として、「リンク先URL」に設定するページはとても重要です。
お客様がサイトを訪問した後、結果としてコンバージョンを獲得できるか否か、この「リンク先URL」が最初の関門であると言っても過言ではありません。
しかし、その重要度にもかかわらず、まことに「残念」な設定をしている例を少なからず目にします。
以下は、いずれも私がこれまで数多のアカウントに目を通す中で、実際に遭遇した実例になります。もし同じような「リンク先URL」の設定をされている方がいらっしゃいましたら、即修正を強くお勧めします。
【残念パターン1】 探しているコンテンツが見つからない
「スポンサードサーチ」のアカウントでありがちなパターンですが、入札したキーワードに相当するコンテンツが、「リンク先URL」上で確認できないケースが多々見受けられます。
そのようなケースでは大半の場合、サイトのホームページ(トップページ)をリンク先に指定しています。
広告クリック後に表示されるページに目当てのコンテンツが見つからない場合、ユーザーの直帰率(なにもせずサイトから離脱する確率)は非常に高くなります。(=広告費を無駄に消費する結果となります)
「リンク先URL」としては、サイトのホームページではなく、
入札キーワードに関連するコンテンツの用意されたページ
を設定するようにしましょう。
【残念パターン2】 当該の商品が売り切れ
EC系のサイト(商品販売目的のサイト)の例ですが、「リンク先URL」を個々の商品別のページに設定しているにも関わらず、その商品が「売り切れ」「在庫なし」となっているケースがあります。
商品ページに誘導されたにも関わらず「購入することができない」となれば、お客様は確実にほかのサイトへと移っていってしまいますし、最悪の場合「使えないサイト」のイメージを植え付ける恐れもあります。
商品の在庫は毎日(できればリアルタイムで)チェックし、在庫切れになった際には、
即座に該当広告の掲載を停止しましょう。
【残念パターン3】 広告文の内容と矛盾している
表示される広告の「タイトル/説明文」の内容と、広告クリック後に遷移したサイトの内容が矛盾するケースです。
例えば、広告文で「20%オフ!セール中!」と謳っておきながら、サイト上ではすでに対象セールが終了しているような場合、広告経由で訪問したお客様は「だまされた!」という印象を持つかもしれません。
「広告費を掛けて自サイトの評判を下げる」、これほど無意味なことはありませんよね。
サイト内のコンテンツを修正した場合、対応する広告の「タイトル/説明文」を念のため再確認し、「虚偽記載」に相当する記述になっていないかチェックしましょう。
場合によっては、新たな広告を作成するなどの対応が必要となります。
【残念パターン4】 サイトが表示されない
広告をクリック後、リンク先のURLが正常に表示されないケースです。
掲載審査時にそのような状態であれば、Yahoo!の審査チームから「掲載不可」もしくは「掲載停止」の通知がきます。
しかし、「掲載前」審査の「審査完了後」や、「掲載後」審査の「審査が行われる前」にサイトが表示されなくなった場合、サイトが表示されない状態で広告掲載が続くことになります。
広告作成時には、「リンク先URL」に設定するページが正常に閲覧できるか必ずチェックし、またサイト内のコンテンツを削除する際には、そのページにリンクする広告が停止されているか必ず確認しましょう。
リンク先が表示できない状態など、
広告費の無駄遣い以外の何ものでもありません。
【残念パターン5】 ウイルスに感染している
広告リンク先のサイトがウイルスに感染していた、という笑うに笑えないケースです。あくまでレアな事例ではありますが、過去に2件ほど目にしたことがあります。
基本的なことですが、サイトのセキュリティチェックは忘れずに。