最近、次のような問い合わせを頂いたのですが、同様のケースでお悩みの方は他にもいると思われますので記事化。
入札したキーワードで試しに検索してみると、そのキーワードに対して設定した広告ではなく、別の広告グループ内の広告が表示されてしまう。
このような場合、検索クエリーに対して別のキーワードが引き当てられ、その結果として想定外の広告が配信されている可能性があります。
以下、詳細な説明を。
「A」「B」という2つのキーワードに対し、別々の広告グループで入札しているとします。
ユーザーが「A」という語句で検索した場合、通常であれば入札キーワード「A」が引き当てられ、それに関連した広告が表示されます。
ただし、入札キーワード「B」のマッチタイプが「部分一致」等の場合、このキーワード「B」が「A」の代わりに引き当てられ、それによって「B」に関連する広告が表示されてしまうケースがあります。
キーワード「B」の入札価格や品質が「A」よりも高い等の理由により、発生する可能性のある事象です。
こういった状況における一般的な対応策としては、以下が考えられます。
キーワード「B」に対する「対象外キーワード/除外キーワード」として、「A」を設定する。
つまり、「A」で検索された場合に、入札キーワード「B」がマッチングされないように除外するということです。
この時、「対象外キーワード/除外キーワード」の設定は、キーワード「B」が格納されている「広告グループ」に対して行います。誤ってキャンペーンレベルに設定すると、入札キーワード「A」の広告も配信されなくなる恐れがあります。(両キーワードが同じキャンペーンに存在する場合)