広告管理ツールの統計情報やパフォーマンスレポートを確認すると、キーワードの「クリック数」が「インプレッション(=配信回数)」を上回るという、まことに奇妙な現象に遭遇する場合があります。
例えば、ある日のクリック数「2」に対して、インプレッションが「0」もしくは「1」のようなケースです。
一見すると、広告が配信されていないにも関わらず、クリックだけ発生しているように見えますが、このようなケースで原因として考えられるのは、インプレッションとクリックが「日付をまたいで」発生した可能性です。
具体的に説明すれば、以下のような状況が考えられます。
(1) 前日の23:59に検索が行われ、インプレッションが発生
(2) 表示された広告が、翌日の0:01にクリックされる
(3) インプレッションは「前日」クリックは「翌日」にカウントされる
(2) 表示された広告が、翌日の0:01にクリックされる
(3) インプレッションは「前日」クリックは「翌日」にカウントされる
これにより、インプレッションを伴わないクリックが「翌日」に発生することになります。
検索数の多いキーワードの場合、上記のような現象が起きても、ほかの大量のインプレッションに埋もれて気付きませんが、検索数がそれほど多くないキーワードに入札している場合、配信レポートを見ていて目にする機会があるかもしれません。