ネット通販を営む方々に捧げる、競合他社の一歩先をゆくリスティング広告文のヒント。

本日のヤフトピより。

特に佐川急便はネット通販好きの一人暮らしの女性に対し、女性の配達サービスで安心感を高め、会社のイメージアップにつなげる狙いだ。同社の男性配達員は「さわやかでかっこいい」ことから“佐川男子”として人気を集めているが、これからは「元気でかれん」な“佐川女子”が取って代わるかもしれない。

<中略>

その背景はネット通販の広がりだ。仕事をしている一人暮らしの女性は、朝や夜に荷物を受け取ることが多い。こうした利用者からは「女性に届けてほしい」という要望が多いという。

この記事から読み取れるのは、ネット通販の成長に対応した自社の取り組みをヤフトピに取り上げてもらえる記事に仕立て上げ、イメージアップ(=収益アップ)とリクルーティング強化を同時に行うという佐川のメディア戦略の上手さなのですが、リスティング広告屋である当方としては、やはり自分のお仕事にどう生かせるかを考えずにはいられないわけで。

リスティング広告運用の上手下手が収益を左右するネット通販業界ですが、複数の通販業者で同じ商品を取り扱っている例も多いですから、必然的に価格競争に陥りがちな側面があります。

「価格以外の訴求点が欲しい」という切なる思いは、ネット通販を商いとする人であれば誰もが抱く気持ちのはず。

そんな状況を知った上で、上記の記事を引用した意味はどこにあるのか?

それは、ネット通販のリスティング広告における訴求点として、「配送業者は○○指定」というテキストアピールは意外と効果があるのかもしれないという仮説。少なくともABテストを行う価値はありそう。

ヤフトピの宣伝効果はそれなりにデカイですから、もしもネット通販を営む方がこの記事を読まれていて、配送業務の委託先が佐川急便であるのならば、いまこそリスティング広告の説明文やクリエイティブに「佐川配送!」などの文言を入れてみては? と思う次第であります。

商品そのもので差別化ができないのであれば、それ以外の部分で差別化が求められるのは必定。

配送業者の選択は、その一助となる可能性があるのかもしれません。

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