「iPhone 5」の発売で盛り上がりそうな関連市場を例に挙げ、表示URLの効果的な活用方法をアドバイス

スポンサードサーチの広告を作成する際、タイトルや説明文にさまざまな工夫を凝らすというのはもはや常識レベルです。

その一方で、「表示URL」については、いまだに自社のドメインをそのまま記載するだけという例が大半を占めています。もったいない。

表示URLごときに何ができるのだ、という認識の方は、表示URLのガイドラインを一読してみてください。

表示URLとは、広告の一部としてタイトルおよび説明文とともに表示されるURLのことであり、お客様の社名やサービス名を端的に表すなどの目的でリンク先URLと異なるものを設定することが可能です。したがって、表示URLは、誘導先ページに表示されるサイトを正確に反映するものを指定してください。

サイトの所有者について誤解を招きやすいような表現や掲載ガイドラインに違反するような誹謗中傷、誇大表現、わいせつなどの表現を含めることはできません。

また、以下に沿った表記をしていただく必要があります。

・すべて半角英数記号による表示であること。
・URL内の日本語表記など、RFC3986に準拠していないURL は登録できない。
・www.yahoo.co.jp などのようにドメイン拡張子が含まれていること
・www.yahoo.co.jp/directory2/ などのようにドメイン以下のディレクトリは第一階層までであること
・タイトルおよび説明文の代わりやメールアドレスとして使用しないこと

ガイドラインを読めば一目瞭然ですが、表示URLの設定は自由度が高いです。本来のドメインとまったく異なる文字列でも基本的には問題ありません。ただし、実在するURLの詐称は「サイトの所有者について誤解を招きやすいような表現」に抵触します。

ドメイン部分へリンク先URLと異なる文字列を使用する例はレアケースとしても、入札キーワードに関連する内容を第一階層のディレクトリとして表示URLに含め、キーワードと関連性の高いサイトであることを積極的にアピールするといった施策はもっと認知されるべきだと個人的には思います。

ちなみに検索クエリーが英数字(または一部のカタカナ語)だった場合、表示URLの文字列に対しても太字の強調効果が適用されます。

「hotel」の検索結果

「hotel」の検索結果

「iPhone 5」の発売によって、関連グッズの市場は急速に活性化されると思いますが、現時点におけるiPhone関連のスポンサードサーチ広告を確認したところ、英数字の強調表示を想定した表示URLを設定している例は、残念ながらゼロでした。(ドメイン名そのものにiphoneを含む例は除きます)

「iphone アクセサリー」の検索結果

「iphone アクセサリー」の検索結果

「iphone ケース」の検索結果

「iphone ケース」の検索結果

iPhone関連のキーワードに入札するならば、表示URLのディレクトリとして「iphone」の文字列を含める(例えば、www.gootami.com/iphone5)だけでその部分が強調表示され、CTRの改善その他にプラスの影響を与えるのではないかと思うのですが。どうでしょうか。

実際にどの程度の効果があるのかはケースバイケースで実地検証するしかありませんが、特にデメリットが見つからない以上、表示URLにおける「表現の自由」は徹底的に活用すべきだと思います。広告効果を最大化するために「使える手段はすべて使う」という貪欲な姿勢は大切かと。

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