リスティング広告は「運用型」の広告であると言われます。
「運用型広告」は、従来型ネット広告の“広告枠を買う”から“広告運用で成果を上げる”へネット広告が変化していることを表す言葉。メディアが良ければ成果が出るという考えではなく、“いかに効果を出すために広告を運用するか”がより重要になっていることが、運用型広告が拡大する要因となっている。
広告を「運用」することで、成果を獲得する。利益を上げる。その代表格として、リスティング広告の存在があります。
では、リスティング広告を「運用」するとは、具体的にはどういったことなのか、あなたは理解していますか?
分かりやすい例えで説明すると、リスティング広告の「運用」とは「栽培」です。
植物を育てるには、まず種を蒔き、水をやって芽吹かせ、成長したら害虫を取り除き、不要な枝葉を間引き、さらに水をやる。
その結果として美しい花が咲きます。
リスティング広告のアカウントは「植物」と同じ。
コンバージョンという見事な「花」を咲かせるためには、広告アカウントという「植物」を育てる必要があります。
戦略という名の種を蒔き、広告予算を入金して芽吹かせ、不要な検索クエリーや広告、配信先を除外し、さらに追加予算を投入する。
その結果としてコンバージョンという花が咲きます。
まれに放っておいても勝手に花咲くアカウントも存在しますが、大半のアカウントは、手間暇かけて育てなければ枯れてしまいます。
そして、一番重要な点は、腐った「種」から花は咲かないという事実。
「戦略」という種に問題があれば、どれだけ労力を費やして広告運用したとしても、期待通りに開花することはありません。
言い換えれば、「戦略」の立案から日々の「作業」までの全てを引っくるめたものが、リスティング広告の「運用」だということです。
その意味において、「作業」するだけの人を「運用者」とは呼びません。