敢えて言おう!スポンサードサーチの「入札価格調整」に必要なのはこの機能であると

最終的な「調整率」ならびに「入札価格」を確認できるツールがリリースされますが。

複数の「入札価格調整率」を掛け合わせる場合、設定が複雑化して最終的な入札価格が把握できなくなる恐れは常にあります。

ヤフーとしては、そういった事態を避けるために使ってね、という意図で今回のツールを世に出すことにしたのでしょう。

しかし、リスティング広告の運用現場で本当に必要とされているのは、別の機能ではないかと個人的には思うのです。すなわち、

入札価格の「絶対上限値」の設定

これです。

キャンペーン単位で「入札価格は必ずこれ以下に制限する」という値を設定することができれば、ミスや不注意や二日酔いや突発的な錯乱によって、意図せず高額な入札価格で広告を配信してしまう恐れはなくなります。

例を挙げます。

あるキャンペーンで入札価格の「絶対上限値」を「500円」に設定するとしましょう。

キーワードの入札価格を「100円」、首都圏の「入札価格調整率」を「+200%」、さらに週末の「入札価格調整率」を「+300%」に設定した場合、東京都のユーザーが土日に検索してスポンサードサーチ広告をクリックすると、最大で「600円」のクリック単価が課金される可能性があります。

しかし、事前に設定しておいた「絶対上限値」である「500円」のリミッターが機能することで、最終的なクリック単価を「500円」以内に抑えることができます。

ユニファイドキャンペーンの導入によって入札価格調整の自由度が高まり、より柔軟なビッドマネジメントが可能になりましたが、逆に「事故率」も上昇していると言えます。

キャンペーンの日額予算に加え、キーワード入札価格の「絶対上限値」を導入することで、安心して「入札価格調整率」を試すことができ、同機能の利用促進にもつながると思うのですがね。いかがでしょうか?

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