リスティング広告の運用を最適化する「10項目」のチェックポイント

アドワーズ広告のアカウントを運用する上で、必ずチェックすべき10のポイントを紹介した英文記事より。

アドワーズだけでなく、Yahoo!プロモーション広告の運用にも当てはまる内容です。

1. 除外キーワード(対象外キーワード)の設定

除外キーワード(対象外キーワード)は、リスティング広告のパフォーマンスを改善する上で必須の機能のひとつ。

キャンペーンの初回作成時に、広告の配信対象外とすべきキーワードをリストアップしておくべし。キャンペーンの運用開始後も、除外(対象外)キーワードのレポートを逐一確認し、必要に応じて追加設定することで、不要なクリックを排除することができます。

2. 適切な入札キーワードの組み合わせ

入札キーワードの「マッチタイプ」を適切に組み合わせる。

広告配信対象が拡張される「部分一致」だけでなく、広告やランディングページとの適合性の高い「完全一致」「フレーズ一致」を合わせて使用する。

検索クエリー(今後は「検索語句」でしたっけ)レポートを日々チェックし、成果を生み出すキーワードには追加入札し、逆の場合は「除外」すべし。

3. 広告グループの仕分け

キャンペーンや広告グループの組み方を見直すことで、広告の適合性や「品質スコア」が改善します。そのことは、広告のパフォーマンスにプラスの効果を生み出します。

ユーザーの検索意図が異なる複数のキーワードを含む広告グループは排除し、キーワード種別ごとに再構築しましょう。それぞれの広告グループに対し、最適なランディングページの割り当ても忘れずに。

4. ランディングページと広告の一貫したテスト

継続的に広告パフォーマンスを向上させ続けるために、定期的なABテストを繰り返しましょう。コンバージョン率の悪いランディングページのちょっとした変更や、成果の上がっている広告を軸に据えた新広告のテストなど。

「クリック率」「コンバージョン率」と「広告文」「ランディングページ」の関係性については専門家の間でも意見が分かれるところですが、それでも配信テストの先にしか答えはありません。

自分なりのルールを設定するのがよいかもしれません。予算に余裕があるなら広告文の最適化は「クリック率」ベース、予算が厳しいときは「コンバージョン率」を参考に、といった具合です。

ランディングページの重要性も忘れずに。

5. インプレッションシェアを注視

「インプレッションシェア」のレポートを確認し、機会損失が発生していないか把握しましょう。

「予算」が原因でインプレッションが失われている場合、日額予算の制限によって広告配信が抑制されている可能性があります。可能であれば、日予算を増額しましょう。

「広告ランク」が原因でインプレッションが失われている場合、広告の「掲載順位」が低いために機会損失が発生している可能性があります。この場合、新しい広告テキストやランディングページを試して「品質スコア」を改善させましょう。「入札価格」の引き上げという選択も要検討。

6. ディスプレイ広告のプレースメント

プレースメントレポートによって、あなたのディスプレイ広告がどこに掲載されているのか確認しましょう。

すべての広告掲載場所があなたの販売する商品や提供するサービスに相応しいわけではありません。収益に貢献しないプレースメントは除外し、その分の広告予算を効果の高いプレースメントに割り当てましょう。

7. デバイス別の広告パフォーマンスを評価

デバイス別の広告効果を確認しましょう。定期的にチェックすることで、デバイス横断的な広告運用の効果が改善されます。

Googleアナリティクスとの統合も忘れずに。

8. 地域ターゲティングごとの入札価格の調整

広告の配信対象地域ごとに入札価格を変える方法は2つあります。地域ごとに個別のキャンペーンを作成するか、ひとつのキャンペーン内で地域ごとに入札価格を変更するか。

また、広告を配信したくない地域を除外することもできます。

9. 日別、時間別のコンバージョン率を分析

収益の上がる時間帯はありますか? コンバージョンの半数が特定の時間帯に集中している、といった例があるかもしれません。

曜日や一日の時間帯別の広告パフォーマンスレポートを確認し、曜日別の入札価格を調整したり、特定の時間帯の広告配信を停止したりしましょう。

注意すべきなのは、広告のクリックが集中する曜日や時間帯と、コンバージョンが発生するそれとは異なる場合があるということ。(アトリビューション的な視点を忘れずに)

10. 広告表示オプションを活用する

「広告表示オプション」を利用しましょう。追加料金なしで「クリック率」を向上させることができます。

どれを使うべきか分からなければ、「サイトリンク」から始めましょう。「住所表示オプション」や「電話番号表示オプション」なども検討に値します。

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