入札キーワードとリンク先ウェブサイトの関連性について

記事のネタに関してリクエストを頂きましたので書きます。

スポンサードサーチでは、「入札キーワードに相当するコンテンツが、広告リンク先のウェブサイトに存在するか」について、広告掲載時に審査が行われます。

覚えておくべきポイントは、関連コンテンツの有無の審査対象は「リンク先のウェブサイト」であるという点。広告のタイトルや説明文ではありません。

広告のタイトルや説明文に入札キーワードの文字列を含めたとしても、リンク先のウェブサイト上に関連コンテンツが見当たらなければ、そのキーワードは「掲載不可」もしくは「掲載停止」となります。

では、リンク先のウェブサイトと無関係なキーワード入札を繰り返した場合はどうなるのか?

広告対象のウェブサイトと関連性のないキーワード入札を故意に繰り返し(数百~数万単位の日常的な入札)た場合、アカウント内のすべてのキーワードが一律で「掲載不可」と判断される可能性があります。それでも状況が改められない場合、最終的にはアカウントが強制停止されます。

通常であれば、そのようなキーワード入札を行うメリットはないわけですが、数年前の情報商材の黎明期にはよく使われていた手法。

インプレッションを稼げそうなキーワードに数万単位で次々と入札し、関連性度外視の刺激的な広告テキストとサイトコンテンツで集客する。情報商材だけでなく、最近ではヤフーが警告した個人情報の収集サイトも同様の入札手法を用いていました。

ちなみに、現在の広告掲載ガイドラインでは、情報商材の広告掲載は原則禁止。

詐欺的な商材が問題になったり、販売サイト上の景品表示法違反が常態化していたという事実が広告規制の原因となったわけですが、「関連性を無視した大量のキーワード入札が横行した」というのが裏の理由。

ガイドライン完全無視の裏技的なリスティング広告出稿が広まったため、業界単位で規制されたという一面もあるのです。

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