リスティング広告の運用における最大の障害。それは一日が24時間しかないという全世界共通ルール。やるべきことは山ほどあるのに時間が足りないというのは、リスティング広告の運用経験者なら誰もが通る道ではないでしょうか。
とくに自社内で運用している場合、リスティング広告の運用は可能な限り効率化して、本業に集中すべき。今回は、効率的なアカウント運用を実現するために注意すべきポイントを説明します。
問題点がすぐに分かるアカウント構成
アカウント内の問題点が見つけやすいこと。これはすごく重要。
手早く問題点を発見できれば、解決策を検討する時間がそれだけ増えます。先日、アカウント構成の注意点に関する記事を書きましたが、論理的であるということは、問題点を突き止めやすいということでもあります。
キャンペーンや広告グループの分け方からネーミングルールまで、アカウントを組む上で考慮すべき点はいろいろあります。
運用ルールを決める
基本的な運用ルールを決めておくことで、場当たり的な対応で必要以上に時間を使ってしまう悪習を避けることができます。
各種の広告配信レポートを確認する頻度、対象外キーワードの追加や入札価格を見直すタイミング、広告のABテスト期間など、定期的に行う作業には一定の「運用ルール」を定めておき、それに従うことで運用効率化を図ります。
緊急事態への対処は必要ですが、それ以外は可能な限りルーティーン化しておくべき。
実作業は手早く終わらせる
広告運用に伴う実作業は手早く片付け、頭を使う時間を確保することが大切。
真に時間を使うべきなのは、広告運用の戦略や戦術を考える部分。それを実行に移す際の実作業については、できるだけ短時間でスマートに済ませましょう。
広告管理ツール上での一括更新やCSVファイルのインポートによる入稿など、使える技はフル活用し、まとめてできる変更作業は一度で行ってしまうべし。
リスティング広告の運用では、考えるべきこと、やるべきことが多岐にわたります。だからこそ、実作業のショートカット的テクニックは重要。