「予算」と「入札価格」の混同が誘発したワンクリック数千円のクリティカルヒット

リスティング広告の初心者は以下要注意!

リスティング広告の運用では、多くの設定項目を適切に選択する必要があるため、慣れないうちは思わぬ失敗をしがちです。

中でも、広告予算の管理については、設定を間違えると洒落にならない金銭的(ならびに精神的)ダメージを被る恐れがあるため、真っ先に広告管理ツールの仕様を把握すべき部分であると言えます。

スポンサードサーチを例に挙げて説明します。

スポンサードサーチの広告予算は、キャンペーン単位で設定する「キャンペーン予算(日額)」、ならびに広告グループ、もしくはキーワード単位で設定する「入札価格」でマネジメントします。

スポンサードサーチの予算管理の基本設定

(1) キャンペーンの「キャンペーン予算(日額)」
(2) 広告グループの「広告グループ入札価格」
(3) キーワードの「入札価格」

より細かな広告運用を追求するならば、「曜日・時間帯ターゲティング」における「入札価格の調整率」といった上級設定も存在しますし、キーワードの品質がクリック課金額に影響するという側面もありますが、基本的には上記の3項目で広告費を管理します。

一日当たりの予算額を「キャンペーン予算(日額)」で制限し、クリック1件ごとの課金上限額をキーワードの「入札価格」で設定、そしてキーワード単位で「入札価格」を設定しない場合については、広告グループの「広告グループ入札価格」がクリック課金の上限額となります。

ここで重要なのは、キャンペーンの「予算」と、広告グループならびにキーワードの「入札価格」は異なる概念であると理解しておくということ。

スポンサードサーチ運用初心者のアカウントを確認していてたまに見かけるのが、キャンペーン「予算」と広告グループの「入札価格」を混同しているケース。

「キャンペーン予算(日額)」を設定するつもりが、間違えて「広告グループ入札価格」として設定してしまい、ワンクリックで数千円の課金が発生するという笑えない「つうこんのいちげき」を目撃したことがあります。

リスティング広告の設定内容は多岐にわたるため、広告運用を続ける中で徐々に理解していく面もありますが、広告予算の管理に関する設定を間違えると想定外の出費が発生する可能性が大きいため、十分に設定内容を確認した上で広告掲載を開始するようにしてください。

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