エンハンストキャンペーンでCPCが「6%」上昇しGoogleの笑いが止まらない

Adobeが公表したAdWordsエンハンストキャンペーンのパフォーマンス調査データ。

エンハンストキャンペーンの導入により、クリック単価(CPC)が「6%」上昇したとのこと。

They found overall the cost-per-click (CPC) across devices was up 6 percent since March. The primary factor for this is the required upgrade to the Enhanced Campaigns that groups tablets, with historically lower CPCs, in with desktop ads, thus increasing overall costs. In fact, they found a 3 percent increase in tablet CPCs in the data they analyzed.

すべてのデバイスを含めた全体的な「クリック単価(CPC)」は、3月以降「6%」上昇した。主な原因として挙げられるのは、エンハンストキャンペーンにおける「タブレット端末」の扱いである。これまで同デバイス向け広告配信のCPCは低かったが、PCと「統合」されたことによって、広告コストが増加しているのだ。実際、分析したデータにおいて「タブレット端末」のCPCは「3%」上昇していた。

これまでは比較的低い入札価格で運用されていた「タブレット端末」向けの広告配信ですが、PCと統合されたことによって、CPCが増加傾向にある模様。

個人的な推測を付け加えておくと、「入札単価調整」について勘違いしている広告主の存在も、CPC上昇の要因のひとつではないでしょうか。いわゆる「単価調整率」が「引き上げ率」「引き下げ率」であることを理解していなかったりとか、複数の単価調整の掛け合わせで想定以上の「引き上げ率」になってしまったりとか。

現時点でエンハンストキャンペーンを利用しているのは、ある意味で「分かってる」人たちが中心だと思いますが、来月の完全移行後を想像すると恐ろしい。不注意による入札価格の釣り上げ事例が多発し、バブル的にCPCが急上昇する可能性を否定できません。

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