目の前にある需要の一歩先を狙ったリスティング広告を出稿する

ユーザーの将来的な需要に対するリスティング広告入札について。

潜在的な需要

一例として、「産婦人科」「妊婦健診」といったキーワードで検索する人は、現在妊娠している(かもしれない)ために、健診を受ける病院を探している可能性が高い。

そういったユーザーの当面のニーズは病院探しですから、それらのキーワードを起点として産婦人科医院やレディースクリニックのリスティング広告が出稿されるのは当然なのですが、顕在化したニーズの一歩先には、現時点ではユーザー本人も意識していない将来的な需要が存在します。

めでたく赤ちゃんが生まれればベビー用品が必要になりますし、産後ケアや学資保険などへの関心が高まるであろうことは容易に想像できますね。

そのような、現在は表面化していない潜在的な需要に対しても、リスティング広告を出稿する意味はあります。

特に、テキスト広告と比較し、表現の幅が広いYDNやGDNのディスプレイ広告は、そのターゲティング機能の多様性も含めて、潜在需要の掘り起こしに適しています。

ユーザの求めているものを直接的に提示してみせるというのは検索広告の得意とするところですが、それだけがリスティング広告ではありません。コンテンツ面への広告配信を通じて、将来的な需要を喚起するという施策も、リスティング広告の重要な一面であるわけです。

結婚式場を吟味中のカップルにハネムーンの広告、浮気調査の依頼先を探している主婦には離婚相談所の広告、葬儀社を検索している人に対しては相続問題専門の弁護士の広告、等々。

発想次第で新たな広告配信先は開拓できるかと。

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