リスティング広告の「機会損失」には「2種類」ある

リスティング広告の運用における「機会損失」とは、広告を出稿することで得られるはずの利益を逸している状態を指します。

より具体的には、「コンバージョン獲得のチャンスを逃している」ことが機会損失であると定義できます。

この機会損失を最小限に抑えることが、リスティング広告運用を成功させる秘訣のひとつですが、そのためには、機会損失の種類が「2つ」あるという点を理解しておく必要があります。

すなわち、

目に見える」機会損失と「目に見えない」機会損失

の2つです。

「目に見える」機会損失と「目に見えない」機会損失

機会損失が「目に見える」とはどういうことか?

言い換えれば、目視可能な数値データとして認識できるということです。

「インプレッションシェア」や「クリック率」そして「コンバージョン率」の数値が100%ではない、ということは、そこで機会損失が発生していることを意味します。

CTRやCVRを「100%」にすることは現実的に不可能ですが、できるかぎり100%に近づけようとすることで、機会損失の可能性は減少します。

その一方で、広告管理ツールやレポートの数値を見ているだけでは気付けない、「目に見えない」機会損失も存在します。

もっとも分かりやすい例は、検索広告のキーワード入札の不備でしょう。

コンバージョンが獲れるであろうキーワードにそもそも入札していない、というパターン。もちろん、CPAの観点から利益がでないので敢えて入札しないという場合は除きますが。

リスティング広告の機会損失を減らそうという場合、概して「目に見える」ケースの改善策の話に偏りがちなのですが、「目に見えない」機会損失に気づけるか否かのほうが、とんでもなく重要なこともあります。

そのためには、ロジカルな改善案だけでなく、キーワード探しにおける「発想力」等々が要求されるのですが。

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