「ターゲットマーケティングは間違い」という主張に対する最もシンプルな反論

あえて言おう。金が無いと。

つまり、リサーチ会社に依頼して製品に興味を持ちそうなセグメントを割り出し、わずかな人のみをターゲットにするという手法では、「残りの大勢を無視していることになる」とCorkindale教授は警告する。

広告予算が許すのであれば、あらゆるユーザーに対してリスティング広告を配信するのも悪くない。いやむしろやってみたいのですが、現実問題として金銭的な縛りというヤツがあるわけでして。

さらに言うなれば、広告やマーケティングというものは本質的に「稼ぐ」ための手段です。

コストがゲインを上回ってしまったら、まったく意味がありません。すべての宝くじを買い占めれば3億円も当たるでしょうが、コストは優に3億超えますよね、という話。

ただし、「予算」と「費用対効果」の許す範囲で可能な限り多くの消費者にアプローチする、という考え方であれば賛成票を投じます。

お金があるのならば、節約するのではなく、さらに稼ぐ手段を模索しましょうということです。

「現状維持」などただの怠惰です。エライ人にはそれが分からんのですよ。リスティング広告の現場に生きる人ならば、「新たな収益の可能性を探る」という施策に常に手を出しておくべきなのです。

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