ヤフー広告「まずやる宣言」これにて終戦

「まずやる宣言」のプロモーション最終結果報告が公開されました。

詳細については上記の資料をご覧頂くとして、今回のプロモーションを当初から見続けての感想は、以下の3つ。

【1】複雑なことやり過ぎたよね。

ヤフー初の試みということで、ムダに気合いが入り過ぎていたのかもしれませんが、ターゲットリストの細分化とか、3段階配信とか、いろいろと詰め込み過ぎた印象が強い。

今回のプロモーション結果を「反面教師」として捉えるならば、広告運用における「シンプルイズベスト」を再認識させてくれたということでしょうか。

あれこれ策を練りすぎて複雑化するとダメな場合もあるんですよ。ホントに。

【2】目標が数値化できてなかったよね。

獲得を目指すCV数とかCPAとか、リスティング広告の運用で一番大切な「目標の数値化」ができていなかったのではないでしょうか。

最終結果報告を見ると、インプレッション数やらCTRの推移やら、結果としての数値は公開されています。が、それが果たして目標値を上回ったのか、下回ったのか、そのあたりが不明なままです。

リスティング広告は最初に「数値目標」を定め、そこに向かって運用改善を行うべきものですが、そのあたりが当初から曖昧だった(と思われる)点が、いまいちな結果に終わった原因のひとつではないかと思います。

【3】結局、効果的な運用方法って何?

YDNの「効果的な運用方法」を広告主に伝える、というのが目的のひとつだったはずですが、結局のところ何が効果的な運用だったのかは分からず仕舞いに。

細やかなターゲットリスト管理や段階を踏んだユーザーの絞り込み等が、どのように広告主の「利益」を生み出すのか、肝心な点が具体例として伝わってきませんでした。

まとめ

広告主の立場としては、正直あまり参考になるプロモーション内容ではありませんでした。

しかし、ヤフー自らが今回の試みで得た知見により、システムやツールの改善が検討されているようですので、そういった面における進化については、今後大いに期待が持てるのではないかと思います。てゆーか期待させてくれ。

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