コンフェデ杯の敗因分析をリスティング広告運用に活かすの巻

さすがオシム。

サッカーはゴールを多く挙げた方が勝つ競技なのだから、シュートから逆算してパスを回すべき。そのイメージを選手が共有しているようには見えなかった。

元日本代表監督の指摘を言い換えると、こうなる。

リスティング広告はコンバージョンを多く獲得した方が勝つ仕組みなのだから、コンバージョンから逆算して広告運用サイクルを回すべき。その思考を運用担当者が共有していますか?

コンバージョンが生まれるパターンを分析し、すべての広告運用プロセスをそこに収束させる。あるレベル以上の戦いになると、コンバージョンから「逆算」したリスティング広告運用が求められるとオシムは語る。

キーワード入札、広告文、ランディングページからコンバージョンへと連なる一連の流れが、最終的な着地点に向けて連携している必要があるということです。華麗なパス回しも、高いクリック率もそれだけでは意味をなさない。最終的にゴールやコンバージョンにつながってこそ、なのですから。

これは以前から思っていたことですが、リスティング広告の運用は、サッカーの試合に似ているところがあります。

「論理的思考」に基づいたロジカルな戦術と、ゴール直前で最後の一歩を詰めるための「発想力」のバランス。

広告アカウントの構築や最適化については「論理的」に行う必要がありますが、継続的にコンバージョンを量産するためには、運用担当者の「閃き」が欠かせません。そこにパス通すの!? その位置からシュート撃つの!? みたいな。

既存のデータに基づいた「費用対効果」の改善はロジカルにできるのですが、一定レベル以上のコンバージョンの積み上げは、ある意味で論理を超えたところにあるのです。その発想は無かった的な。(正確には、あなたが「まだ気付いていない」論理と言うべきか)

繰り返しますが、リスティング広告の運用には「論理的思考」と「発想力」という2種類の資質が必要とされます。人によって、どちらか一方が得意という得手不得手はあるにしろ。

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