スマホ広告の「ママ市場」に学ぶ「顧客視点」のリスティング広告プロモーション

アイレップに先行を許し、虎視眈々と王座奪還の機会を窺うサイバーエージェントが実施した、「スマホ・ママ」の意識調査より。

サイバーエージェントは、同社が運営する「Ameba」で提供する「毎日フリマ」において、20~30代の子どもを持つ既婚女性に「スマートフォン利用」に関する意識・実態調査を行った。

「20~30代の子ども」がいる既婚女性ではなく、子どもがいる「20~30代の既婚女性」という解釈で間違いないですよね? 修飾語句の語順が紛らわしいぞ。「毎日フリマ」というスマホ向けサービスの利用者に聞いた調査結果ですから「当然スマホ推しの回答が集まりますよね」というツッコミは脇に置いといて。

スマホのリスティング広告において、「ママ世代」に無視できない存在感があるのは事実。

家事に育児に(そして仕事に)と毎日忙しいママさん達にとっては、PCなんぞ立ち上げている暇はないのです。必然的に「ネット接続はスマホで」という行動が習慣になりがち。

そして、たとえ節約好きのママさんでも、それが「育児」に絡む出費となれば、財布の紐は緩みます。自らのファッションや化粧品以上に、我が子に対する投資には手を抜かない傾向があるのではないでしょうか。

「育児グッズ」は言うまでもありませんが、他にも、お掃除用品、食材の宅配、幼児教育、等々。「育児」に絡めた訴求が可能な商材は多岐にわたります。

スマホのリスティング広告でそういった商材のプロモーションを行う場合には、意識的に「ママ世代」に特化したターゲティングやキーワード選択、広告テキスト、ランディングページを考えてみてはいかがでしょうか。

漠然と自社商品やサービスの「良さ」をアピールするのではなく、ある特定のユーザーに向けて「メリット」を伝える。

「何」を売るかではなく「誰」に売るか。

その視点が大切です。

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