No Paid Search without Innovation 私たちはエンハンストキャンペーンの後に何を見る?

Googleアドワーズに続き、Yahoo!プロモーション広告も「エンハンストキャンペーン」への移行を発表しました。

今後のリスティング広告の行く末を左右するといっても過言ではない大規模な機能アップデートであるため、関係各所で話題となっております。

次々と情報が公開されるにつれ、その内容に戦慄を覚える業界人も多いようですが、リスティング広告の将来像を見据えた場合、ある意味で避けられない変化であることに異論を差し挟む余地はありません。

昨今のリスティング広告が抱える問題点として、機能の進化に伴う運用の複雑化が挙げられます。

次々と新たな機能が実装され、ターゲティング手法や広告配信先のデバイスも増え、SEMの素人が運用するには敷居の高い存在になってきていることは紛れもない事実です。

本来、リスティング広告は「誰もが気軽に使える」広告であり、簡単に参入できるwebマーケティング手法であったはずです。広告予算が潤沢とは言えない中小企業でも個人でも、効果的にインターネット広告を配信できる仕組み。

まさにインターネットマーケティング業界の「会いにいけるアイドル」的な存在だったわけです。

Yahoo!プロモーション広告は、その本来の姿に立ち返ろうとしているのではないか?

第三者はいろんなことを言います。「アドワーズが仕様変更するから仕方なくやるんだよね」とか。「スマホやタブレット広告の活性化による収益向上が目的じゃないのか」とか。ですが、私たち現場の運用担当者にとって、「エンハンストキャンペーン」というのは「決定事項」です。

「エンハンストキャンペーン」のことが嫌いな方もいると思います。でも、ひとつだけお願いがあります。

エンハンストキャンペーンのことは嫌いでも、
リスティング広告のことは嫌いにならないでくださいッ!

今回は「エンハンストキャンペーン」という形で発表されましたが、慣れ親しんだ既存システムからの「卒業」の先にあるリスティング広告の未来とは、誰もが簡単に使えるインターネット広告配信システムの実現ではないのでしょうか?

YDNはすでにその方向性を明言していますが、検索連動型広告であるスポンサードサーチについても、目指す先は同じなのではと強く思うわけです。

Yahoo!プロモーション広告への名称変更は、ヤフーにとって初めての大きな決断でした。そして、ここで2回目の大きな決断をさせてください。

だいじょうぶ優子。言えるから……

ヤフーのスポンサードサーチは、これまでのキャンペーンを「卒業」しますッ!
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