「競合広告」の数がそのまま「競合」の数ではないという話

スポンサードサーチの入札キーワードを選ぶ際には、実際にそのキーワードで検索し、競合する広告の数を確認していると思います。

その時、検索結果ページ(SERP)に整然と表示されるスポンサードサーチ広告の数を見て弱気になり、戦わずしてそのキーワードへの広告入札を諦めることもあるのではないでしょうか。

競合が多すぎるキーワードへは入札しない、というのはひとつの賢い判断ではありますが、

「競合広告」の数が必ずしも「競合」の数ではない。

という点には注意しておく必要があります。

例えば「東京 マンション」というキーワード。

一口に「マンション」と言っても、新築もあれば中古もあり、分譲もあれば賃貸もあり、高級物件もあれば格安物件もあるわけです。そして「東京 マンション」という検索クエリーが使われた場合、具体的にどのような物件を念頭に検索が行われたのかは検索ユーザーのみが知るところです。

もしもユーザーが中古の格安賃貸マンションを念頭に「東京 マンション」で検索し、あなたが中古の格安賃貸マンションを扱う業者であれば、表示されるスポンサードサーチ広告の中で、直接的な競合は限られてくるのではないでしょうか。

広告テキストにおける「競合との差別化」の重要性はよく語られるところですが、扱う商品やサービス形態の本質的な違いは、究極の差別化要因です。

スポンサードサーチの入札キーワード選択の際には、単純な競合広告数ではなく、本当の意味での競合数を把握し、キーワード入札するしないの判断をするようにしてください。

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