ロンドンオリンピック直前! リスティング広告の運用担当者が為すべきこと

ロンドンオリンピック開催まであと数日となりました。

日本選手団の活躍次第ではオリンピック特需が期待できるとあって、五輪商戦に合わせたリスティング広告の仕込みにも熱が入ります。

Yahoo!リスティング広告スタッフブログでも、先日すでにオリンピック商戦に役立つキーワードの調査データが公開されています。

過去のデータからみる五輪商戦で「使える」キーワード

上記のダウンロード資料(ホワイトペーパー)でも述べられている通り、五輪開催期間中(前後含む)はオリンピック関連のキーワードによる広告効果を最大化する絶好の機会ではあるのですが、リスティング広告のプロはそこで思考を止めたりしません。当然ながら負の側面にも目を向け、抜かりなく対策を講じることにも気を配ります。

キーワードのインプレッションがスパイク(急上昇)することは、それらのキーワードで稼ぐまたとないチャンスですが、同時に平時とは異なる質のクリックが集中することによって、爆速で予算を消化してしまうリスクも否定できません。

一例を挙げれば、「金メダル」というキーワードです。

五輪期間中には検索数の急増が予想されますが、そういった検索ユーザーの中で、どれだけの人が表彰グッズやトロフィーを購入しようと考えるか、という話になるわけです。

広告表示だけでは課金されない、確かにそうなのですが、母数(インプレッション)が多ければ、興味本位のクリックも少なからず発生します。機会損失を避けるため(もしくはその他の深謀遠慮によって)通常通り広告を配信し続けるか、成果を生まないクリックの増加を嫌って広告を一時停止するか等々、リスティング広告管理者の決断が問われます。

また、五輪関連キーワードに直接入札していない場合でも、「フレーズ一致」や「部分一致」でマッチングされることによって想定外のインプレッションが発生し、そこから相当数の(成果につながらない)クリックがなされる可能性もあります。配信レポートで状況を見極めながら、対象外キーワードの登録や時間帯ターゲティングの設定等、何らかの対応を検討したほうがよいかもしれません。

なお、蛇足かもしれませんが、リスティング広告(広告全般というべきか)で「オリンピック」という表記の使用が許可されているのは、いわゆる「公式スポンサー」のみですから、一般の広告主が同表記を使用すると広告掲載不可になります。(代替として「五輪」なら確か問題ないはず)

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